

引越しは、長年の暮らし整理を兼ねるので体力のあるうちに
子どもが独立して、親としての役目を終えて、自分自身のことに関心が向くようになると、階段を上がるのが億劫になっていたり、段差につまずいたり、照明が暗いと感じたり、体が若い時と変化しているのを感じるようになります。「体が自由に動くうちに住まいの整理は必要だ」との言葉に耳を傾けてみましょう。
捨てられないものこそ自分が生きている証人生の終盤をよりよく過ごすための引越し。他人には不用なものに思えるものでも捨てられないものがあります。(Aさん)(Bさん)(Cさん)。それと、手に馴染んでしまったものは、古くなっても、持つのに重いと感じるようになっても愛おしいものです。自分のこれからの生活に彩りを添えてくれることでしょう。
気力があるうちに整理整頓
暮らし替えは生活を整理するチャンス。これから何をしたいかで、手もとに置いておきたいものも異なってくるでしょう。少しずつ身の回りのものを少なくして、シンプルな暮らしに移行していけたらいいですね。今までと少しずつ異なった生活がやってくるということを感じて、体力、気力のあるうちにやっておきたいことを優先しましょう。(Aさん)が「70歳になるとエネルギーがなくなるからその前に引越しをした」という体験は貴重です。また、気力・体力が持続しなくなってから引越しをすると、いつもと違う環境にとまどい、不安と混乱が高まり、「リロケーションダメージ」(移り住みの害)といわれる障害を生み出すことがあります。ですから早めに「自分が落ち着く居場所」を定めておくと、安心して老後を過ごすことができます。
![]()
年齢を重ねるごとにより多くの物に囲まれる方が多い昨今、物を“溜めない・持たないシンプルな暮らし”をお勧めします。上手に物とお別れしていただき、限られた空間を有効に生かして心豊かな“好きな物だけに囲まれた生き方上手”になりませんか?と収納アドバイザーとしてご活躍中の宮城美智子さんもおっしゃっています。
<プロフィール>
元アートコーポレーション(株)(アート引越センター)エプロンサービスレディ担当部長。アートエプロンサービスを設立し、同サービス責任者として10年で全国400名の組織に育て上げる。現在は(株)FA24 FAサポートレディ事業部長として、講演・TV出演の傍ら自ら現場に立ち、多くのお客様の収納をお手伝いし後進の育成にも努めている。